本文へジャンプ                                                            消費と生活は、昭和41年(1966年)創刊の消費者総合雑誌です。
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   消費者総合雑誌「消費と生活」は昭和41年(1966年)創刊。2024年10月、58周年を迎えました。
  ㈱消費と生活社は、2017年消費者支援功労者表彰でベスト消費者サポーター章」を受賞しました。
    2025 年1 月28 日(火)、「OOC ファイル(アウトオープンコンビネーションンファイル)商標登録出願
    中」の記者発表会兼セミナーを新橋にて開催しました。

   
                            
         最新号 
2025年5月1日発行号 No383
                 

               表紙 「BOTANICA MUSEUM(千葉市)

〈グラビア〉
パートナーシップ構築シンポジウム/大阪・関西万博が盛大に開幕/食べ残し持ち帰り促進ガイド
ラインを学ぶ/ Snow Manによる九人九様のCM/日本人がとらえた中国フォトコンテスト
〈特集〉
ワイド特集 大阪・関西万博の正と負のレガシー 編集部
未成年者が課金トラブルや犯罪に巻き込まれるオンラインゲーム 多田文明
子どもに見せられないネットのエロ広告に規制を 深山智理
〈商品特集〉
魅力が詰まった冷凍食品
おいしいヨーグルト・乳酸菌飲料で腸から元気になろう!
〈連載〉
やぶにらみ社会学 231 古代人の素顔 足立則夫
消費者問題なう 農業のススメ 猪瀬 聖
コンシューマー・アイ 他人事か 松岡 勲
消費者センターめぐり 243 山形県消費生活センター
〈消費者情報〉
カスタマーハラスメント防止のための啓発冊子/グリーン志向消費に関する行動チェックリスト/
抱っこひもからの落下に注意/ボタン電池の誤飲事故に注意/海ごみゼロウィーク2025 /カドミウ
ム基準値を超えるコメ/ピスタチオナッツにアフラトキシン/主婦連合会、米の需要と価格安定を
求める意見書を提出
〈話題〉
減らそう!家庭で生じる食品ロス
住宅めぐり 断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業
賃貸集合住宅のエコジョーズなどに補助金
防災食(非常食)を備えよう(ミドリ安全)
ミセスのCAR研究 スマートモビリティ
暮らしの商品情報 骨なしで食べやすい丸かじりチキボン/ポッカレモン100 プレミアム有機レモ
ン/「手間抜き」で楽しむ本格的な味わいのおかず/最高のパフォーマンスを発揮したい時のスポー
ツドリンク/植物&海藻エキス配合メイクアップベース/家族にとって最良のお葬式の在り方・・・44
cinema 5月・6月公開の作品
BOOKSTALL
読者のひろば
羅針盤・編集後記

羅針盤(消費と生活のコラム)「さす九」に見るジェンダー問題

 西日本新聞が3月9日の朝刊で〝男尊女卑やゆ「さす九」SNSで拡散 九州の住民から「地域差別だ」の声〟
という記事を掲載。同記事を紹介したX投稿の表示回数が5日間で2.9億に達するなど、今ホットな話題が「さ
す九」だ。
 「さす九」とは、「さすが九州」の略で、男尊女卑的な傾向が強いとされる九州の男性や親、親戚を揶揄的に
表現した言葉。
  九州差別ではないかと問題提起した西日本新聞の記事に女性から「盆暮れ、祭の際、大広間で酒を飲むのは
ほぼ男。女は台所で立ちっぱなし」「夫は家事や育児をしないし、それを当たり前と思っている」「風呂に入る順
番は父親が一番、次いで男の子ども。女はその後」「女は大学に行かんでよかと言われる」など「さす九」の実
体験のコメントが次々と書き込まれた。
 これに対抗して男性から「時代が違う。自分は家事、育児をやっている」「女性には優しいし、家庭の実権は妻
が握っている」などの反論も出たが、ごく少数に留まった。
  「ジェンダー・ギャップ指数」2024では、日本は146ヵ国中118位、ここ17年間指数は横ばいだが、政治や
経済分野での女性進出が先進国では圧倒的に低い。
 今年3月8日に、「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」も発表された。政治や行政など4分野、30指標の男女
比を分析したものだが、47位山梨県、45位宮崎県、富山県、44位佐賀県、43位石川県、42位和歌山県、41位
岩手県、39位鹿児島県、福島県、37位奈良県と、ワースト10の中に九州から3県も入っており、「さす九」を後
押しするような調査結果だった。
 寄せられた意見の中には、「男尊女卑の一役を担っているのは、自分の息子には家事をさせたがらない姑や
親戚の女性だ」、「九州だけでなく田舎はどこも似たようなもの」という声もあった。
 ジェンダー問題は、女性の社会進出のシステム構築だけで解決するのではなく、改めて家族や地域の男尊
女卑の意識の改革も必要なのかもしれない。
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